2017/06/06

2x4材で壁面収納

以前2x4を使ってダイニングテーブル作りました。
足は鉄のやつで別途購入した
今回は同じく2x4材をつかって壁面収納を作ってみました。

部屋の短辺より長い材もある

設計

置きたい場所を寸法し、妻が2時間かけて設計しました。
妻手書きの設計図
それをもとにSketchUpで清書したのが下の画像です。


SketchUpで清書してみた
ここから、どうやって組み立てるかを考えます。

購入

豊洲のビバホームで材を購入しました。ちょうど別の家具を近くで買い、送料とトラック借りるのとでの金銭的な差が無視できなく(主に妻が)。
激安2x4木材
せっかくトラック借りたので、ちょうど近くに木材を売っているビバホームがあるのでそこでカットしてもらった材を買って、家具と一緒にトラックで運んでしまえという魂胆。
買ったものリスト

締めて¥16000くらい。これに木材の切断費用が別途¥2000弱。


板を作る 

2x4はどっちかって言うと棒なので、今回棚を作るにあたりちょっと奥行きが足りない。
そこで2x4を接ぎ合わせて2x12サイズの板にしました。

棚板

三枚重ねてボンドで固定しつつ、木口に深めに穴を開けてからビスを斜めに打って貼り合わせる。いちいちクランプで止めてるのは、作業してるとどうしてもずれてしまうのと、作業スペースに直線を出せる部分がないからです。
木工用ボンドで貼り合わせたあとクランプで固定する

ドリルで斜めに次の材までビスが届くように下穴を開ける

5cmのビスを斜めに打ち付けて隣の材と接合する
頭を出さないようにしているのは、ここが側板と帆立にくっつく場所だからです。
寸法がすこし変だけど図解するとこんな感じ
10枚以上接ぎ合わせたので一枚5分を切るくらいまでになりました。
証拠の動画がこちらです。



天までとどけ棚板の山

側板と帆立(中の縦の板)と天板、底板

今回はウォリストを使いました。2x4材をつかっていろいろ作れるよっていう企画の部品なんだけど、天井に突っ張る部分と、側板の接ぎ合わせる板を用意しました。
側板は、ウォリストの束ねる金具3本用と真ん中の材から斜めにビスを2箇所。それと現状側に突っ張りジャッキ。束ねる金具は必要なかった気がしますが、せっかく買ったので使います。
帆立は、棚板作るときと同じような木口からの斜めビスと、真ん中の材からの斜めビス
でそれぞれ接ぎました。あまりに長くてボンドは使っていません。

ビス穴は、ダボ用のドリルで穴をあけた後に斜めにビスを打ったので、ドリルと同じ径のダボを入れてのこぎりで切り落として穴を埋めてあります。

ビスの穴は隠す
こんな感じで隣の材とビスどめ

表面処理

平日の日中妻に小さい棚板の方のヤスリがけをしてもらい、週末に一気に長い材のヤスリがけ。オービタルサンダー大活躍。
あとは、柿渋塗ったあとにクルミ油を塗り込む作業。

柿渋塗装スタート

妻が地味な仕事してくれて助かる

天気が良かったので外で乾かしたら通行人にすごい見られた
柿渋はまったく匂いがしないものが市販されていて、それをスポンジでゴシゴシ塗りました。手に柿渋が染み込んで皮がゴワゴワしたりしました。
時間が立つとどんどん色が変わってくるのでとてもいいです。

組み立て

本当は全部棚板をビスで止めたいところなんだけど、絶対に無理なところが出てきます。ところどころダボを使って棚を固定しました。下の図のピンクがビスを打ち込むところです。天板と帆立、側板を止める部分は強度が必要なので多めに打ってあります。
真ん中の下から3段目の棚板は棚ダボでかんたんに取り外しが可能です。じゃないと隣の天板にビス打てない。
ピンクがビスを打ち込むところと方向
ビスを打つときに、できるだけ中心に打ちたかったので中心にうつ用の治具を作成。これをはめて下穴開ければ同じ場所に開けられる運びとなっています。
若干ずれてるけどスピードアップするのでとても便利

中央のビスで止める棚板は完成
棚ダボの穴は、最初2mの穴を開けたあとにそこを少しずつドリルのサイズを変えていき、最後に8mで穴が下の方に貫通する感じにしました。これはちょっともうやりたくない。めんどくさい。

棚ダボ

加工した天板

帆立と側板の間の棚板はほとんどダボで固定なので、まず棚板にダボ用の穴を開けないといけない。
ダボ穴の位置決めは非常にシビアで、毎回ずれる。ここはもう少し経験と慎重さが必要です。棚板にはビスの下穴を開ける治具を改造して、棚板をはめて穴を開けられるようにしました。

ビスの下穴を開ける治具を改造して棚板にダボ穴を開ける治具
帆立と側板のダボの穴あけは、かなり方法を迷ったけど棚板にすべてダボ穴を開けた後にダボ用のマーキングポンチで位置を決めて、そこに治具の上下の木を取り除いたものをあてがって穴を開けた。

帆立には別に上下に挟み込む板を取ってこのようにする
まっすぐドリルで穴を開ける器具を使ったんだけど、どうしてもまっすぐあかず、ダボが色んな方向を向いてしまう。こうなると棚板を差し込むときにメチャクチャ大変。

ダボニョッキニョキ
側板と棚板をはめ込み、真ん中の棚板だけをビスで止めます。はめ込み作業は苦戦しました。4枚の棚板を同時に帆立と側板のダボにはめないと行けないので、かなり難易度が高いです。側板が自分の身長より高いし何より重い。
底板と天板も側板にビスで固定。ここは強度的に6本ビスで止めることに。あと、ビスは全部完全に真っ直ぐに打たずに若干斜めにすることで強度が増します。
片側が終わった
同じことをもう一度反対の帆立と側板に。
途中棚板と側板、帆立のナンバリング(完全に現物合わせでダボ穴を開けているのでずれると入らなくなる)が間違っていて、側板の穴あけを二度やる羽目になったりしました。疲れると作業効率も落ちるのでココらへんの疲労コントロールは次回の課題です。

すごい疲れた…

最後に、ウォリストの突っ張りをドライバーで回してつっぱらせれば完成。自重と突っ張りで揺らしてもびくともしない棚ができました。

感想とか

  • 2x4材で板を作ると誤差が生じやすい
    • 2x4で作ったテーブルもだいぶ反ってきたりしている
  • 重いし厚い
  • 握るという運動が多かったので手のひらが筋肉痛になった
  • 疲労困憊になっても最後まで終わらせようとするのはやめたい
  • 次はちゃんとした板で作りたい
    • 接ぐだけで一日かかった。
    • もしくは接ぐのをしないで作りたい
スイスにいた時からずっとDIY!家具教室っていうYoutubeのチャンネルを購読してました。メール会員にもなったりしました。いろんなコツとかもここから仕入れた情報です。

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